せどり:資金ショートへのカウントダウン⑩

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せどり借金を抱えて配達をすると・・・

配達中は常に資金調達のことを考えています。

当時の自覚以上に追い詰められていたと思います。

走行中、住宅の前を通るとき、「この植木鉢を盗んで売れば・・・」などと考えたこともありました。仮に植木鉢を盗んでも数円にしかならないでしょうが。

また、銀行の看板をみると、「この銀行なら融資してくれるかな?配達終わってから調べてみよう。」と思ってしまいます。そして数分後には、「銀行はことごとく融資を断ってきた。あの銀行が今さらオレに融資するはずがない。」などと悲観したり・・・

期間後半になると目の前の現金化の方針がようやく固まり、とりあえずの一安心がありました。

ただ、その先も考えなければなりません。どうやっても勝ち筋がみえないのです。

現金化の先

現金化を続けてきました。それはクレジットカードKの利用枠を使い返済し、また現金化に使い。という繰り返しなので、返済直後に復活する利用枠(上限額) はしだいに減ってきます。

方針が決まったばかりの現金化によってこの月の返済がクリアできたとして、その後の利用枠の見込みはわずか50万円程度。これでは何もできません。現金化もできるかどうか怪しい・・・

しかも、このときに抱えていた返済はカードKのものだけではありません。銀行のフリーローンや仕入れの掛け払い、住民税などなど。これらすべて滞納していたのです。それを計算しただけで吐きそうになるくらいにヤバイ。

銀行のフリーローン等の返済日に遅れると、電話やハガキがたくさん届きますが、1か月程度ならそのくらいの取り立てです。滞納期間が長くなると、よりヤバイ色の封筒で「督促状」「最後通告」などが法律事務所から届きます。この頃は正にそんなときでした。

そんなこともあり、今回の現金化の最終決定に躊躇します。だって、それによってさらに戦況が悪化する。しかも「詰み」が見えている。

都市Bを引き上げ帰宅

現金化をあきらめた場合、カードKの返済はできなくなりカードは強制解約。そうなると、今ある現金はすべてほかの返済に充てることができ、これらはクリアされる。葛藤ですね。

とはいえ、カードKの利用枠は失いたくない。現金化に Go を出し、例の社長に連絡をとります。

帰宅前には現金が振り込まれ、返済に必要な総額がそろいます。8月の返済、無事クリア。

返済日の夜には利用枠が復活するので、そのタイミングで取引に必要な商品を発注。もうこれだけで利用枠が僅少になります。

次々と商品が届きます。ただし、注文がキャンセルされた商品群がありました。

何やら、「転売事業者の疑いがあり注文をキャンセルしました」という通知。「そうだよ。正真正銘転売業者だよ!しかも現金化のプロだ!」などと心の中で反論。

困った。社長に送る商品が足りない。そろった商品だけを発送し、次の手を考えます。

このタイミングでまた都市B に行く予定だったので、都市B の店舗で探してみよう。そして再び遠征するのでした。

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